今、何をするか、何を選ぶか...
数年ぶりにとある患者に会いました。
その方は元々、右手足に麻痺があり、失語(思った言葉が出てこない、日本語がどこかの国の言葉に聞こえる)もあったため、会話は難しい状態でした。
歩きたいという希望が強く、手すりに掴まって一緒に数メートル程度歩くと
にこやかに「ありがとう」と言わんばかりに喜んでいました。
その時の言葉にならない会話は今でも覚えていました。
その方は施設に退院されていました。
今回は肺炎で入院しました。
後輩から呼吸の仕方を見てほしいと言われ、病室に会いに行きました。
ベッドに行くと「だれ?」と思うくらい別人で当時の面影はなく、変わり果てていました。
正確には髪はなくなり、目も上を向き、息は絶え絶えで手足も細くなった1人の人間が横たわっていました。
わかってはいても、人間はこんなにもかわるのか...
こんな姿で会いたくはありませんでした。
いつかは来る人生の最後にこの人は何を想うのでしょうか
いろいろな考えがあたまを巡る中、気がついたことがあります。
大切なことは...
今、何をするか、何をしたら良いのか?
それは自分がしたかったことなのか?
書きたいことは多いですが、この辺にしておきます。
もし30年後の自分が目の前に横たわっていて、未来の自分が後悔していることを叫んでいたとしたら、それはなんでしょうか?
その後悔しそうな事を行う予定はありますか?
もし、ないなら計画に入れても良いかも知れませんよ^_^
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